家で見られるJAL名物企画「格納庫見学」新章 担当者「予想外の反響」の好評? 内容は
「毎日見ても楽しめる」そうです。
機体ではなく「周辺車両」にスポット
JAL(日本航空)が2021年8月14日(土)から31日(火)まで、オンライン見学ツアー「リモート工場見学」の特別バージョン「夏休み!お子さまコース」を配信しています。同社では平時、羽田空港格納庫で工場見学ツアー「SKY MUSEUM」を開催し、好評を博していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけ、これを一時的に中止。この代わりに、オンライン会議ツール「Zoom」などを用いた格納庫ツアーを展開しています。
今回の企画は、これまでJALが実施したオンライン格納庫ツアーとは毛色が異なります。これまでのオンラインツアーでは、2019年に導入した最新フラッグシップ機「エアバスA350」や、国際国内で主力機として使用されている「ボーイング787」など、旅客機それ自体にスポットをあてて実施されてきました。一方、今回催行される「夏休み!お子さまコース」は「空港ではたらく車の紹介」や「飛行機が飛ぶ仕組みなどの実験」を行いながら進めるというもの。
企画担当者はその狙いを、「飛行機はいろいろな車両が協力しあって初めて飛ぶことができるというのを知っていただきたかったのと、特殊な形をしてるものも多いことから、興味を引く対象ではないかと考えたため」としています。
「今回の企画はどの年代層をターゲットにするかというのを議論を重ねました。この際なのでみんなに楽しんでいただきけるよう、さまざまな年齢層向けの内容を織り交ぜるような形で作りました。また、あたかもすぐそこに飛行機があるように、動画や静止画を工夫したほか、双方向のコミュニケーションもとれるようにしています」(JALの企画担当者)
企画担当者によると「実はガイドのセリフは、アドリブが許されているところもありますので、内容も毎日少しづつ変わります。毎日ご参加いただいても十分楽しめると思います」とも。8月17日までの視聴者数は約2500人とのことで、JALの担当者は「予想外の反響にびっくりしている」と話します。
【了】
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