JR九州 大雨の爪痕深く 被災128件 日田~豊後森は復旧めど立たず 運休で38万人に影響

1週間も続いた大雨で、大きな被害が明らかになっています。

19日現在、2線区で運休

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久大本線 第四玖珠川橋りょうの護岸損傷(画像:JR九州)。

 JR九州は2021年8月19日(木)、11日から続いた一連の大雨による被害状況を公表しました。

 これまでに判明している被災件数は128件にのぼり、うち久大本線が21件、佐世保線が38件、その他線区で69件。線路変状や斜面崩壊、道床流出や橋脚周りの護岸損傷などが報告されています。

 被害が大きかった久大本線では、杉河内~北山田間の「第十玖珠川橋りょう」で線路変状が発生。これをうけ日田~豊後森間では、今も運休が続いており、いまだに復旧の見通しは立っていません。JR九州では23日(月)からバス代行輸送を開始するとしています。

 佐世保線では3駅で信号装置など電気設備が最大1mの高さまで浸水。また、雨規制により北方駅に留置されていた特急「みどり」の車両が、約1.6mの高さまで浸水するなどの被害が発生しています。他にも計10か所で、踏切の冠水が発生。19日現在、肥前山口~武雄温泉間で運休となっており、復旧が順調に進めば、運転再開見込みは23日となっています。

 JR九州の発表では、11日~17日までの7日間で約6200本が運休。利用客への影響はのべ約38万人となっています。

【了】

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