旅客機 実はバックできます! でもしないのはナゼ? 今後も可能性は永遠に0なのか

駐機場から滑走路へ向かう旅客機にはトーイング・カーに押されるもの、前方に障害物が無ければ前進するものなどがありますが、自らバックして出発する光景はほとんどゼロです。なぜなのでしょうか。

自力バックが主流にならないのはなぜ?

 ただ、この逆噴射装置を用いて、自力で旅客機がバックする光景は、ほとんど観られません。これから先も、一般的にはならない可能性が高いでしょう。

 まず、不用意にエンジンを稼働させることによる危険性です。駐機場周囲にはたくさんの車両やコンテナ、そしてスタッフが存在しますが、旅客機のコクピットから後方を見ることは、基本的に一切できません。こういった状況から、もし自力でバックしてしまうと、最悪のケースではこれらを吸い込むリスクがあります。

 また、近年の航空業界では、低騒音、低燃費がトレンドです。旅客機に乗っている際、着陸直後に一瞬、エンジンの音が大きくなる瞬間があります。実は、あれが逆噴射装置の稼働している状況です。つまり自力バックは、あの大きなエンジン音を地上で轟かすことになるわけです。また、機体を動かせるほど、エンジンの出力を上げれば、相当に燃料を消費するわけですから、その面を考えても、現在のトーイング・カーに押してもらって出発する方が、合理的といえるでしょう。

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主脚にはめ込むタイプのユニークなトーイング・カーに引かれ出発するジェットスター機。この車両は成田空港のジェットスター機のみが使用する(乗りものニュース編集部撮影)。

 では逆噴射ではなく、車両と同じようにタイヤに駆動装置を付け自走できるようにすれば……という考えも思い浮かびそうですが、軽量化を重視する旅客機が、地上走行という飛行以外の目的のために無駄に重いパーツをつけることも難しいかもしれません。

 ちなみに、運動性の良い軍用機のなかには、空中で“後ろ向きに進む”ことができるものも存在します。航空機には「空気による力」「エンジンの発生する推力」「地球の重力」がかかっており、そのバランスを利用すれば、擬似的に後ろ向き飛行のような飛び方もできるのです。

 たとえばF-15やF-16などをはじめとする軍用機が基地祭でみせる機動の一つに「テイル・スライド」というものがあります。少し上昇気味に機首を上げて、エンジン推力を減らすと重力の方が大きくなり、ストンと下方に落ちるような状態になり、機体がバックしているように見えるというもの。その後のリカバリーは、機首を下げてエンジン・フルパワーで前進しなければならず、見ているとドキドキする動きのひとつです。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. ひどいなこの記事も。

    逆噴射をもう少し調べた方がいい気がします🙄

  2. 俺は見たことあるが?アホか。給料泥棒が

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