県警も注意喚起「茨城ダッシュ」とは 誉められたものではない各地の「ご当地ルール」

茨城県警が公式Twitterで「茨城ダッシュは違反です」と注意喚起しています。これは何を指すのでしょうか。ただ全国に目を向けると、「茨城」が「松本」や「名古屋」になるなどし、不名誉な「ご当地ルール」が存在します。

「ご当地ルール」として各地に

 茨城県警が公式Twitterで、「茨城ダッシュは違反です」と呼び掛けています。どういうことなのでしょうか。

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右折車は直進車を妨害してはならない。写真はイメージ(画像:写真AC)。

「茨城ダッシュ」とは県警の説明によると、「青信号に変わった瞬間、猛ダッシュで先に右折する危険な運転」のこと。道路交通法でも、第37条によって「車両等は、交差点で右折する場合において、当該交差点において直進し、又は左折しようとする車両等があるときは、当該車両等の進行妨害をしてはならない」と定められており、右折車は直進車などがなくなるまで、待機しなければなりません。

 しかし、茨城県警が注意喚起するような危険な運転は各地で見られます。皮肉なことにその土地ごとに名前が付けられ、「ご当地ルール」としてまかり通ってさえいる現状です。

「茨城ダッシュ」と同義とされる運転に、「松本走り」や「伊予の早曲がり」などが挙げられます。それぞれ前者は長野県松本市、後者は愛媛県です。ほかにも愛知県の「名古屋走り」の中に、この運転が含まれることもあります。

【危なっ…】「茨城ダッシュ」の図解

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コメント

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1件のコメント

  1. 右折車線の無い交差点で天城ダッシュが観察されるとしたら「先だし型の時差式信号」を導入する必要があるのにそうしていないせい、つまり信号管理者の落ち度ということか。