日本初 LPG燃料で航行する大型LPG運搬船「CRYSTAL ASTERIA」引き渡しへ

LPGを燃やしてLPGを運びます。

LPGと低硫黄燃料油の両方が使用可能

 川崎重工は2021年8月31日(火)、LPG(液化石油ガス)を燃料として動く大型LPG運搬船「CRYSTAL ASTERIA」を発注元であるKUMIAI NAVIGATION(PTE)LTD(クミアイ ナビゲーション プライベート リミテッド)に引き渡しました。

 本船の概要は全長229.9m、幅37.20m、深さ21.9mで、総トン数は4万9145トン。定員は29名で、LPG貨物タンクの容量は8万4229立方メートル、航海速力は約17ノットとのこと。

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LPG燃料推進LPG運搬船「CRYSTAL ASTERIA」(画像:川崎重工)

 近年、船舶の排出ガス規制への有力な対策として、重油の代わりに液化ガスを燃料とする船舶の導入が世界的に進んでおり、特にLPG運搬船マーケットでは、LPGを燃料として用いるのが加速しています。

 そのようななか、「CRYSTAL ASTERIA」はLPGと低硫黄燃料油を燃料とする日本初のLPG二元燃料LPG運搬船として建造されました。主機関は独自開発の舶用電子制御式液化石油ガスインジェクションディーゼル機関(ME-LGIPエンジン)「川崎-MAN B&W 7S60ME-C10.5-LGIP」を1基搭載しています。

 LPGを燃料とすることで、重油使用時に比べて排気ガス中の二酸化炭素や硫黄酸化物などの排出量を大幅に削減し、SOx(硫黄酸化物)規制や、2022年以降の建造契約船より要求されるEEDIフェーズ3(新造船の省エネ性能に関する国際規制)にも適応するそうです。

【了】

【イメージ】川崎重工が描くLPG燃料推進大型LPG船

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