【今日は何の日?】「深名線」が最終運行 平成まで生き残った北海道の大赤字路線

9月3日、JR北海道の深名線が最終運行されました。

 1995(平成7)年の9月3日。JR北海道の深川~名寄間を結んでいた深名線が、この日限りで最終運行となりました。

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かつて深名線で使われたキハ53形ディーゼルカー(画像:写真AC)。

 深名線は沿線にあった炭鉱の閉鎖や林業の衰退、クルマの普及などを受け、1960年代から輸送人員が低下。赤字路線となり、国鉄も廃止すべき路線の対象とします。

 ただし、冬季は沿線の道路が雪により不通となることが多く、輸送手段としての深名線は細々と存続しました。

 国鉄の分割民営化により、JR北海道に引き継がれた頃には大赤字路線に。そして周辺の道路事情も良くなったこともあり、ついに1995年9月3日、最終運行日を迎えます。正式な廃止は翌4日。同日には代替バスが運行開始しました。

 かつて深名線が通っていた幌加内町には、同線で使われた駅名標や通行手形などの品々を展示する「JR深名線資料館」があります。

【了】

【在りし日の深名線の路線図と風景を見る】

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