日本製の空飛ぶクルマ 米FAAの認証を取得しテストを開始 デリバリー予定は2022年
当初はホームビルド機向けのキットプレーンとして販売の予定。
日本製eVTOL 販売開始へ向け一歩前進
日本のベンチャー企業、テトラ・アビエーション(東京都文京区)は2021年9月2日(木)、開発中の空飛ぶクルマ(eVTOL)の一種「Mk-5(マークファイブ)」について、アメリカ国内で飛行試験などを行う際に必要となる特別耐空証明証や飛行許可証といった認証を8月16日に取得したと発表しました。
この認証は、アメリカ連邦航空局(FAA)が承認し付与するもので、登録番号は「N155TA」とのこと。これによりアメリカのみならず日本国内においても試験飛行を実施する際に都度、国土交通大臣の許可を得ることで実証実験のためのテスト飛行ができるようになるといいます。
テトラ・アビエーションが開発したMk-5は2021年9月現在、アメリカ西海岸のカリフォルニア州サンフランシスコ近郊にある空港で試験飛行を行っているとのこと。
同社の説明では、引き続き、米国や日本をはじめとした個人の方へホームビルド機のeVTOLとして予約獲得を進め、2022年末を目途にデリバリーする予定だそうで、将来的には、購入者のフィードバックをもとに量産型eVTOLの開発を行い、2025年に行われる大阪万博での飛行など、2拠点間移動サービスを行うための機体をリリースするとしています。
【了】
アメリカではそこそこ需要はあるだろうが、日本で一般の人が飛ばすのは簡単ではない。
飛行機の免許が必要。費用と期間は自動車の比ではない。
飛行機の免許を取ったとしてて、この車を買う。
まず、訓練が必要。
維持するには定期的な整備が必要。
部品は純正のみ、社外品は認められない。
ちょっとした修理も航空局の認可が必要、改造はよほどのことでないと認められない。
年に1回車検にあたる耐空検査が必要。分解整備で、二等航空整備士の免許を持った人でないとできない。
整備の免許は当然自分で取得してもよいが、金と時間がかかる。
維持費用と、利便性を考えるとどうしても利便性はなくなる。
航空局の規制緩和がない限り日本では難しい。