台湾オリジナル 双胴の高速ステルス戦闘艦「塔江」本格運用へ

2023年までに6隻建造する予定です。

最高速度40ノットを誇る俊足コルベット

 中華民国(台湾)国防部は2021年9月9日(木)、新型コルベット「塔江(タチェン)」が実運用に就いたと発表しました。

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台湾最新のコルベット「塔江」(画像:台湾国防部)

「塔江」は台湾が独自開発した沱江級コルベットの2番艦で、2019年5月24日に起工し、2020年12月15日に進水、2021年7月28日に造船所から海軍へ引き渡されており、このたび本格的に運用を始めたものです。

 1番艦「沱江」はいわばプロトタイプといえる艦のため、「塔江」は2番艦ながら事実上、量産初号艦といえるものだとのこと。満載排水量は685トン、全長65m、全幅14.8m、乗員数は53人で、最高速度は約40ノット(約74.1km/h)出るといいます。武装は独自開発の「雄風」艦対艦ミサイルや「海剣」艦対空ミサイルのほか、76mm速射砲1門、12.7mm機関銃4挺などを装備しているとのことです。

 運用開始を祝う式典には、台湾の蔡英文総統も駆け付け祝辞を述べたほか、さっそく同艦を見学しています。

 なお計画では2023年までに同型艦6隻の建造が予定されています。

【了】

【写真】台湾の新コルベット「塔江」の艦橋内部ほか

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