「そのバギー売って!」アメリカの若者熱狂「デューンバギー」とは 今も新車で遊べる!
「メイヤーズ・マンクス」の誕生
その男の名は「ブルース・メイヤーズ」。ブルースはシャシーだけの質素な姿で走り回るバギーを見て、それに魅力的な軽量ボディを付与することを思いつきます。彼はヨットで培ったFRP工作の技術を投入して新たなバギーを作りあげました。
そのボディは屋根もドアもないフルオープン。クラシックな雰囲気を持ち、愛嬌のあるスタイルをしていました。サスペンションやエンジンなどはビートルから流用されていましたが、ホイールベースは約37cmも短縮されていました。これによって回頭性が良くなり、砂丘や海岸などで遊ぶ際に、操縦する面白みがぐっと増したというわけです。もちろん製作するにはシャシー板をいったん切りつめて再び溶接してつなぐ必要があり、なかなか大変な工作ではありました。
ブルースがこのバギー「メイヤーズ・マンクス」で走り始めると、瞬く間に大評判となり、そのボディを欲しがる人々が次々と現れます。ブルースは「B.F.メイヤーズ社」を創設、ボディ生産に傾力することとなります。
「バギー」とは軽装四輪車とか二輪馬車の事を言うのであって「虫」とは無関係だと思いますよww
コメント有難うございます! ご指摘の通り、元来「Buggy」は、ある種の車輌形態をさす単語ではありますね!それではその語源に遡るとなぜ、それらはなぜBuggyと名付けられたのでしょう? 私はその語源は「虫」だと考えています。また一方で、今回のテーマだったDune Buggyについていえば、このカテゴリ成立の背景にVWビートルの存在が不可欠であったことは間違いありません。そしてVWビートルはそのボディ形状から、米国では早くからBug(虫)と呼ばれていました。従いまして、あくまで私見ですが、Dune BuggyにおけるBuggyという単語の意味が「虫とは無関係」とは到底考えられないのであります。なるほど、このような考えもあるのだぁ程度に、ご理解を賜れば幸いでございます。