6叉路 7叉路 それ以上も? 東京の複雑「多叉路」5選 事故多かったり少なかったり

極めつけはここだ!!

「10」越え多叉路、あります。

菅原橋交差点(江戸川区)

 最後は新小岩駅の南東にある菅原橋交差点。南西から北東方向に千葉街道(国道14号)、北西から南東方向に鹿骨(ししぼね)街道が交わり、その合間を縫うように大小7本もの道が交差点に合流しています。

 いずれもさほど大きな道ではなく、クルマ通りを考慮すれば実質5叉路とも言われますが、細い道も合わせれば、なんと11叉路です。

 もともとあった街道は千葉街道だけで、交差点付近で2本の用水路が交差していました。やがて鹿骨街道が整備されたほか、街区をつくるときにできた小道も接続し、用水路の大部分も埋め立てられ、現在の姿が形作られました。

 地元の警察に聞いたところ、都内でも複雑な交差点と認識されているそうですが、意外にも事故は少ないのだそうです。

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菅原橋交差点(画像:Google Earth)。

※ ※ ※

 今回は幹線道路沿いの比較的大きなポイントを紹介しました。最後の菅原橋交差点のように、多叉路にも関わらず事故が少ない場所もあり、大田区の住宅街にある有名な7叉路、その名も「七辻」交差点は、信号機すらありません。

 七辻交差点には「日本一 ゆずり合いモデル交差点」「この地に事故はない」と書かれた看板が立てられています。あまりに複雑な交差点だと、逆に通過するとき注意を払うため事故がおきにくい、という場所もあるようです。

【了】

【形スゴイ!】東京の「多叉路」5つを航空写真で見る

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