「フォード・マスタング」はなぜ特別なのか 本格的カーアクションが伝説となった映画『ブリット』

カーアクションのアイコン

 こうして、このグリーンのマスタングは、アメリカ人を始め、世界中の人々の間で、“カーアクションのアイコン”として認識されるようになりました。

Large 211007 mustang 03

拡大画像

レベルの25分の1スケール・ミニチュアカー。1968年「フォード・マスタングGT390ファストバック」(手前)と1968年「ダッジ・チャージャーR/T 440」(撮影:イシグロン)。

 近年、フォードからは、2001年、2008年、2019年モデルとして、マスタングの最新モデルを『ブリット』の劇中車風にカスタムした限定モデル「フォード・マスタング・ブリット」が発売されました。なんと、映画公開から30年~半世紀も経ったのち、メーカーから公式に3種ものカスタム・モデルが発売されたのです。

 このことからも、いかに長年にわたり『ブリット』のマスタングが愛され続けているかがわかるというもの。また、ミニチュアカーの世界でも、レベルを始め、ミニチャンプス、オートアートなど、世界各社から多数リリースされています。

 本格的カーアクションを映画界にもたらし、また「マッスルカー」の存在を世に知らしめた映画『ブリット』におけるマスタング。クルマ好き、カーアクション好きなら、一度はチェックしておくべきでしょう。

【了】

【フォード公式】ハイランドグリーンが眩しい「マスタング・ブリット」

Writer: イシグロン(編集者)

雑誌やWebで、クルマ、映画、TV、トイ、模型などの記事を編集、執筆。ただし、ジャンルはかなり偏っております。マイカーは、ここのところほぼアメ車ばかり乗っています。好きな映画は『処刑ライダー』。

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。