パンダの聖地は上野…いや浅草? 花やしきが推しまくる絶滅危惧種「パンダカー」に乗る
歴史的にも「聖地」でした。パンダカーの
園内を進んでいくと、パンダカー1体目に遭遇。ただこの子はいわゆるパンダカーとは様子が違い、花やしきと書かれた台座の上に鎮座して、細かなライトがキラキラと降りそそがれた“光るパンダカー”になっています。乗って遊ぶことはできないモニュメントのようですが、なかなかの聖地感を醸し出しています。
そしてその先に……いました、乗って遊べるパンダカー! 記憶の中にいたままの姿です。屋外ステージの脇にぽつんと佇んでいる姿が少しさびしげではありますが、きっと訪ねたのが平日の午前中だからでしょう。週末にたくさんの子どもたちを背中に乗せてお散歩するために、身体を休めているところなのかもしれません。思えば、パンダカーをこんなじっくりと見たことはありませんでしたが、前から見ると表情があるようなないような顔が、しみじみかわいく思えます。
後ろ姿のお尻もどっしりして、またかわいい! 触れるとぬいぐるみの柔らかな毛の下に硬い骨格が感じられます。大人も乗れるということでまたがってみると、意外なほどの大きさにびっくりしますが、子どもたちには頼もしいかぎりでしょう。
パンダカーは200円を投入すると、電子メロディを響かせながら約2分間動いてくれます。通常は前に進み、手元の赤いボタンを押せばバックもできて、運転している感じが楽しめます。
なぜ花やしきはここまで“パンダカーの聖地”なのでしょうか。案内所の方にうかがうと、日本で初めてパンダカーが置かれた場所だからだそうです。花やしきはかつて株式会社トーゴ(東洋娯楽機)という、ローラーコースターなどの業務用遊具を製造する会社が運営しており(現在は株式会社花やしき)、そのトーゴが作ったパンダカーを、日本で最初に花やしきに置いたのだそうです。
ちなみに、こうした乗って遊ぶ動物型の遊具は「メロディペット」と総称され、そのなかのパンダ型のものを特に「パンダカー」と呼ぶとのこと。園内には、お子様専用のミニパンダカーもあるのですが、この日はお休みということで会えず。残念でした。
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