鶴見川に架かる末吉橋12月に仮設橋へ 川崎側交差点は形状も変化 工期10年のワケは

「渋滞のメッカ」解消に向けて…。

架橋から60年 老朽化も進む

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末吉橋。写真は川崎市側から横浜市側を見たもの。橋の老朽化に加え、渋滞も激しい(2021年11月、大藤碩哉撮影)。

 鶴見川に架かり、神奈川県横浜市鶴見区と川崎市幸区を結ぶ末吉橋が2021年12月上旬、仮設橋に切り替わります。

 末吉橋は1950(昭和25)年から1964(昭和39)年にかけて竣工。橋上が交通量の多い2つの県道の重複区間であるものの幅が狭く、橋の両詰にある交差点付近では慢性的な渋滞が発生しています。

 橋の老朽化も相まって2019年、横浜市と川崎市は共同で架け替え事業に着手。その第2段階として今回、既存橋の下流側に仮設橋が完成し車道が切り替わります。なお同時に、川崎市側の末吉橋交差点も形状が変わります。

 仮設橋への通行形態は2027年ごろまで続きます。橋の通行機能を維持したまま既設橋の撤去や新しい橋の構築が行われること、その工事が主に河川内で行われ、作業が降雨量の少ない11月から5月に限定されることなどが理由です。

 完全な橋の架け替えは、2029年が予定されています。

【了】

【図解】末吉橋架け替え工事

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