三陸沿岸道路、12月ついに全線開通 仙台~八戸360km どれだけ時間短縮に?
一挙25km開通で「全通」です!
360kmすべてつながる三陸沿岸道路
延長359km、三陸沿岸の高速道路がついに全線開通です。
国土交通省 三陸国道事務所は2021年11月19日(金)、三陸沿岸道路「普代~久慈」区間25kmが12月18日(土)に開通すると発表しました。これにより、三陸沿岸道路は仙台市から青森県八戸市まで全てつながります。
新規開通するのは岩手県普代村の普代ICから久慈市の久慈ICまでのあいだ。途中には普代北IC、野田IC、久慈宇部IC、久慈南ICが設けられます。
三陸沿岸道路は東日本大震災からの「復興道路」の中核に位置付けられ、整備が進められてきました。東日本大震災以前は129kmが開通している状態で、仙台市~八戸市間は大部分が国道45号経由にて8時間35分を要しましたが、全線開通により5時間13分と、じつに3時間20分の短縮となるそうです。
今回の開通は、復興道路(三陸沿岸道路)・復興支援道路(東北中央道 相馬~福島、東北横断道 釜石~花巻、宮古盛岡横断道路など)に位置付けられた約550kmの高速道路ネットワークが全て完成します。なお、これらは一部区間を除き無料です。
開通効果として、災害時のリダンダンシーの確保、ネットワーク信頼性の向上、地域観光の振興、水産加工業の流通支援などが挙げられています。
【了】
発足当初に比べ客が半分に減っている三陸鉄道の復旧は二重投資だとは誰も言えない状況なのでしょうね。乗りものニュースで挙げられたようにバイク通学が解禁?になったらそうした鉄道は要らなくなりそうですけどね。