京王線事件をうけ鉄道安全「追加対策」へ「ドアはズレても開ける」「ドアコックも案内表示」

小田急の事件をうけた安全対策が、さらに強化されます。

一刻も早く乗客を安全に避難させる

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鉄道が発着する駅(画像:写真AC)。

 国土交通省は2021年12月3日(火)、10月に発生した京王線車内での傷害事件をうけ、鉄道車内での安全対策について、今後の取り組みを発表しました。

 国は8月に発生した小田急線車内での傷害事件をうけ、9月24日に警備強化や非常通報装置のピクトグラム化など、鉄道事業者と連携した取り組みを発表。しかし、10月31日に上述の京王線での事件が発生したことで、さらなる安全対策を求められることになりました。鉄道事業者と意見交換し取りまとめられたこの取り組みが、今後順次進められます。

 今回新たに追加された安全対策の取り組みは、まず「乗客を安全に避難誘導すること」。緊急事態が起きた列車は「速やかに適切な箇所に停止させることを基本とする」と明記。同時に、防護無線などで周囲の列車も停止させます。また、ホームドアと列車のドアがずれた位置で停車した場合も、「ホームドアと列車のドアの双方を開ける」ことを基本とすると明記されました。

 また、乗客に位置や使用法などをわかりやすくする「ピクトグラムの整備」は、9月発表の非常通報装置だけでなく、車内のドアコック(手動開閉装置)やホームドアの取り扱い装置も対象に。

 ドアコックについては「乗客が好き勝手に開けると、適切な位置で停車できなくなる」という意見もありましたが、それに対しては、先述の「速やかに停止」「必ず両方開ける」という原則により、対処される形です。

 あわせて、新造・改修車両への防犯カメラ設置や、非常通報装置に「現場の音声や映像がよりわかりやすくなる機能」を盛り込むこと、7月改正のた鉄道運輸規程に盛り込まれた手荷物検査について乗客へ理解と協力を求めることなどが、新たに追加されています。

【了】

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