国道6号「小美玉道路」ルート比較段階に 石岡市内でバイパス新設か現道拡幅

南側で「千代田石岡バイパス」に接続します。

まずは概略ルートの確定めざす

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小美玉市内の国道6号の渋滞状況(画像:国土交通省)。

 茨城県石岡市・小美玉市の国道6号で構想具体化に向け進められている「小美玉道路(仮称)」について、国土交通省関東地方整備局は2022年2月27日までの期間で、整備計画に関するアンケートを実施中。「ルート帯や主たる構造、ルート評価の指標についての意見」などを回答する内容です。

「小美玉道路」は渋滞が著しい国道6号の小美玉市内の道路状況を改善するため、東側へのバイパス道路建設もしくは現道の拡幅を行うものです。現道は交通量が1日あたり17800台にのぼり、2車線道路の現状では慢性的な速度低下が発生している状況です。

 この道路は緊急輸送道路として、拠点病院への速達化に資するとともに、災害時の常磐道の代替道路としての機能も担うとされています。さらに、年間76万人が利用する茨城空港へのアクセス道路を支える広域ネットワークの強化も急務となっており、国道6号の機能強化により、これらの課題解決が期待されています。

 公表されているルート帯案のうちバイパス整備案では、小美玉市北部の巴川付近から石岡市までにかけてまっすぐ南下。大正地池付近で空港アクセス道路と交差し、玉里工業団地付近で、別途都市計画決定済みの「千代田石岡バイパス」につながる形となっています。

 小美玉道路の事業化に向け、国土交通省では2021年5月から計画検討に関してニューズレターの発行やオープンハウスの開催など、広報活動を開始。今回、計画検討の第2段階として、概略ルートの比較を行うための評価指標の確定までを目指します。

【了】

【「小美玉道路」の概略ルート案】

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