「北海道の名機」はどんな旅客機? HACから退役 国内最後「サーブ340B」の機内とは

座席もクラシック! と思いきや?

 ー方でHACのサーブ340B-WTのシートは2017(平成29)年に導入された革製のもの。当時のJALの国内線仕様機のものと似たようなテイストが感じられます。シートポケットの位置が上にあることから十分な足元スペースをもっているそうで、そのコンパクトな外観のわりに、1席あたりのスペースは、広めに確保されているといえるでしょう。

Large 02

拡大画像

HAC「サーブ340B-WT」の機内(2021年12月26日、乗りものニュース編集部撮影)。

 一方コクピットは最新鋭機と違い、画面と計器がならぶややクラシカルなスタイルのものです。機長席側には、手が出せる程度の小さな扉「ウイスキーハッチ」があります。この丸い「ウイスキーハッチ」をあけて、書類の受け渡しを行うシーンが、ある意味一種の「サープ340B名物」でもありました。

※ ※ ※

 HACでは、後継主力機として欧州ATR社製のATR42-600の導入が完了。サーブ340B-WTは、これと入れ替わる形で退役となります。

【了】

【名物「小窓」も】「サーブ340B-WT」機内や外観、写真で解剖(27枚)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。