小山駅「きそば」閉店 ホームの駅そば、また一つ消える 旅情ある乗換駅からの“新展開”

JR小山駅ホームで長らく営業を続けてきた「きそば」がその歴史に幕を閉じました。閉店発表後は長蛇の行列が続いていた「きそば」は、今後、駅そばの枠を飛び出していきそうです。

「きそばキッチンカー」が来るぞ!

 小山駅での立ち食いそばの歴史古く、1953~55(昭和28~30)年頃には店舗があったとの証言があります。その後、国鉄直営の時期を経て小山市内の「小池食品」(現在は廃業)が運営し、JR発足後、食材の卸業者として関わった中沢製麺が運営を任されたそうです。その後は他駅の店舗も徐々に運営を受け継いだそうで、中澤社長も、10歳の頃から「きそば」各店を手伝っていたのだとか。

「きそば」で知られている中沢製麺ですが、社名からもわかるように、その本業は製麺所。栃木県南部の飲食店に手広く麺やつゆなどを卸していますが、商談でも「あの『きそば』の会社ですか!」とすぐ認知されるため、そのメリットは大きかったといいます。

 小山駅ホーム店舗の閉店によって、できたての「きそば」を食べられる実店舗(定期的に営業する固定店舗)は消滅します。中澤社長いわく、出店の検討はしたものの、小山市の周辺には駅構内以上の好立地がなく、今のところすぐに動くプランはないのだとか。

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岩下の新生姜がトッピングされた「きそば」(宮武和多哉撮影)。

 しかし、地域のイベント向けに「きそば」を提供するキッチンカーが、近日デビューする予定です。地元FM局での社長どうしの対談企画をきっかけに、2021年夏ごろから中沢製麺が公認するキッチンカー出店の話を進めていたそうですが、その後に小山駅ホームの閉店が決まり、偶然にも入れ替わる形となりました。

 車両の側面にJR宇都宮線の車両のようなストライプを纏ったデザインイメージのキッチンカーは、イベント会場では間違いなく目立ち、子供にも喜ばれることでしょう。キッチンカーの出店を担当するOfficeYoshidaGroup(小山市)の吉田英樹社長によると、1月30日(日)に小山総合公園で行われる「共働おやまいち」でのデビューもすでに決定済み。栃木県内のみならず埼玉県などからも出店のオファーがあるそうです。

 さらに、キッチンカーだけでなく、運営していた中沢製麺自身も、製麺所のノウハウを活かして、新しい道に進みつつあります。

【閉店後も食える!】宇都宮線っぽい「きそばキッチンカー」ほか 画像を見る

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コメント

2件のコメント

  1. > かつては両毛線の佐野駅や足利駅、東武日光線の栃木駅、小山駅の両毛線ホーム

    【東武日光線】ではありません。両毛線の栃木駅です。

    JR・東武乗り入れ駅ですが、JRから委託を受けたきそばが東武線側に出店はしません。

    こっそり訂正しておいてください。

    • ご指摘ありがとうございます。修正しました。

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