全国初「移動販売路線バス」好評 終点着いたらお店に変身 ただ走行中は絶対NGなワケ

路線バスの後部を「店舗」に改造したバスが北海道を走っています。営業運行のかたわら、車内に食品や雑貨を並べて販売する移動販売機能を持った路線バスで、全国初の試みです。この実証運行を行っている十勝バスを取材しました。

まさか、走行中の販売は法律違反に…

 今回の実証実験は販売時間と販売場所の検証がメインで、その結果を受けて、既存のダイヤに組み込むのかダイヤ改正を行うのかなどを検討する予定だそうです。現在は、既存のダイヤ外で、週2日のペースにて販売が行われています。

 十勝バスによると、実はもうひとつ、実証実験で行いたいミッションがあったそうです。それは走行中の販売。走っている間にモノが売れる方が効率が良いし、路線バスでやるメリットも最大限活かせます。

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通常の路線バスとして運行につく「マルシェバス」(画像:十勝バス)。

 ところが、法律の問題があって、走行中の販売はできないそうです。警察にも相談したそうですが、バス車内であっても“路上での販売”は許されないのだとか。もちろん停車中であっても、その停留所が道路上であればNGというわけです。

 とはいえ、十勝バスはこれまでの実験結果を受け、ポテンシャルを感じているといいます。2月まで実証実験を行い、その後本格的に検討するとしています。

【了】

【ホントに「店」だ!】移動販売路線バスの車内 写真で見る

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コメント

3件のコメント

  1. 速攻だったけど、ヒロデンジャーというのがあってだね。

    今やその広電もストア部門手を放しちゃったけどねぇ。

  2. 団体ツアーの観光バス普通に車内販売やってるけどあかんのか…

  3. 違法じゃないですよ。

    むしろ動いていれば摘発できません。例:石焼き芋販売

    警察が法律を知らないだけです。

    新幹線の車内販売はどうなる!?

    弁護士に相談しないと!

    当方、元移動販売。