異形の新型艦「サバンナ」郷土で就役 三胴船インディペンデンス級の14番艦 米海軍

すでに1番艦「インディペンデンス」は退役してるんですけどね。

トリマラン構造という珍しい形が特徴

 アメリカ海軍は2022年2月5日(土)、東海岸南部のジョージア州ブランズウィックで、最新鋭の戦闘艦「サバンナ」を就役させたと発表しました。

「サバンナ」はインディペンデンス級の14番艦で、沿海域戦闘艦(LCS)としては28隻目になります。艦名の由来は、ジョージア州南東部にある港湾都市「サバンナ」で、同名の艦としては6番目になります。

 説明によると、艦名に敬意を表すため、同じジョージア州のブランズウィックで就役式典を実施したとのこと。ゆえに式典にはサバンナ市長のコスビー・ジョンソン氏やブランズウィック市長であるヴァン・ジョンソン氏も参列しています。

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沿海域戦闘艦「サバンナ」(画像:アメリカ海軍)。

 インディペンデンス級沿海域戦闘艦は、軍艦としては珍しい「trimaran(トリマラン)」構造を採用しているのが特徴です。日本語で「三胴船」と呼ばれるこの船型は、文字どおり、主船体(センターハル)の左右両側に副船体(サイドハル)が張り出した構造で、3つの船体を船橋やデッキ部分などの上部構造物でつないでいます。

 船体サイズは、満載排水量約3100トン、全長127.4m。ウォータージェット推進により、最大速度は約40ノット(約74.1km/h)以上を発揮することが可能です。武装は57mm単装速射砲と、近距離対空ミサイル発射機を各1基備え、MH-60艦載ヘリコプター2機の運用能力を有しています。

 今後、「サバンナ」は西海岸へ向け出航し、カリフォルニア州のサンディエゴ海軍基地を拠点に運用される予定です。

【了】

【ホント変な形】沿海域戦闘艦「サバンナ」をいろんな角度から

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