電動キックボード“白く”しました シェア事業LUUPがイメチェン 伝えたい「違い」

すでに850ポート 街へ広がる電動キックボード 課題も

 Luupは2019年から、まず私有地内での電動キックボードシェアリングの実証実験を始め、2020年には小型電動アシスト自転車のシェアリング事業を都内50のポートで展開。2021年4月からは、そのポートに電動キックボードを配置する形で、前出した小型特殊扱いの特例による電動キックボードのシェアリング実証実験を始めました。

 ポートは自動販売機1台ほどのスペースということもあり、駅前から商業施設、マンションの一画などに次々と増え、その数は2年間で全国850か所以上になっています。

 この間、シェアリングに供される電動キックボードは細かなアップデートを11回も重ねています。今回は、スタンドを一脚から二脚にして自立性を向上、ウインカーを音付きのものにするなどしています。なお、新しい白い機体は順次、既存の黒い機体から置き換えられていきます。

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シェアリングの電動キックボードは市販のものより大きく、折りたたみもできない(中島洋平撮影)。

「電動キックボードの普及が目的ではなく、住みよい街のインフラをつくる」(松本さん)というLuup。ですが、前出の通り電動キックボードの違法走行が増えるなか、さらなる安全対策も求められているだけでなく、その走行環境の法整備も道半ばです。

 今後、Luupは東京海上と作成した「電動キックボードのご利用ガイドブック」を近日中に公開。さらに、安全への取り組みをまとめたウェブページ、交通ルール解説の動画などの公開も予定しています。これまで29回実施してきたというリアルでの安全講習会も引き続き実施していく構えです。

【了】

【イメージ変わる?】新型「白い電動キックボード」と既存の黒機体 写真で比較

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1件のコメント

  1. 殺人マシン登場。