アメリカ政府 フィリピンに軍用セスナ「スカイラーク」4機引き渡し 年内にはヘリも

軍用塗装になるだけでセスナ172もカッコよく見えます。

2022年後半にはロビンソンR44ヘリ3機も

 アメリカ政府は2022年2月11日(金)、対外軍事融資(FMF)プログラムに基づき、フィリピン海軍にセスナ172「スカイラーク」4機を引き渡したと発表しました。

 納入式典は2月10日に、首都マニラ近郊のカヴィテ州にあるフィリピン海軍航空団のサングリーポイント航空基地で行われたそうで、これら4機は海軍パイロットの養成や技量維持に用いられるとしています。

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フィリピン海軍に引き渡されたセスナ172「スカイラーク」(画像:在フィリピン・アメリカ大使館)。

 説明によると、機体の納入に先立ち、アメリカ本土カンザス州にフィリピン海軍将兵ら24名を招いて操縦や整備に関する教育が行われたそうです。

 式典においてフィリピンのデルフィン・ロレンツァーナ国防長官は、「これら航空機は、領海や排他的経済水域などの監視・保全という重要任務に従事するための海軍パイロットを養成するのに役立ち、海軍の能力を大幅に向上させることにつながるだろう」と述べています。

 なおアメリカは、ほかにもスペアパーツの供給や付随するロジスティクスサポートも行う計画で、2022年後半には新たにロビンソンR44ヘリコプター3機も引き渡す予定です。

【了】

【写真】「NAVY」の文字入ったセスナ172

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コメント

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1件のコメント

  1. 米比安保条約はだいぶ前になくなりましたものね