マイ飛行機 エンジンはマツダのロータリー スバルの水平対向 日本車エンジン人気なぜ?

欧米では、自分でパーツを組み立て、自家用機として空を飛ぶことが認められています。そこでは日本製自動車エンジンの飛行機への転用が以前から行われており、しかも人気があるとのこと。理由は何なのでしょう。

小型機ではレシプロ・エンジンが健在

 欧米の航空先進国では、自作機やキットを組み立てた飛行機など型式認定のない航空機を自家用機として使用することが認められています。法律上では、「実験機」を意味する「エクスペリメンタル」というカテゴリーに分類される航空機で、一定の条件を満たせば耐空証明が給付され、航空機として登録されるものです。

 航空機として登録されれば、航空機保険にも加入できるため、型式認定を取得している航空機との違いは、事業目的で使用する場合などに制約がある点のみです。

 そのため、これら「エクスペリメンタル・カテゴリー」の機体は、型式認定のないエンジンでも用いることが可能なことから、自作機の愛好家の間では自動車のエンジンを改造して搭載することが、以前より行われてきました。

Large 20210214 01
マツダ「RX-7」から取り出したロータリー・エンジン「13B」を搭載した軽飛行機「RV-6」(細谷泰正撮影)。

 おもに小型機では、自動車と同じくピストンが往復運動をしてそれを回転力に変える、いわゆるレシプロ・エンジンが数多く使われています。

 通常の航空機用レシプロ・エンジンは、エンジン回転数をプロペラ効率に合わせるため、2500~2700rpmで最大出力が発揮され、それより一段低い2200~2400rpmで巡航出力が得られるようになっています。また、減速ギヤを排して構造を簡素化することで、軽量化と信頼性を確保しているのも航空エンジンの特徴といえるでしょう。エンジン出力は、「エクスペリメンタル・カテゴリー」の機体の場合、標準的な2人乗りでおよそ100馬力、4人乗りで200馬力ていどです。

【写真】飛行機に移植されたマツダの名エンジン

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. マーケットが小さい。加えて純粋な航空エンジンより安上がりなことが選択理由なのだから、自動車メ―カーに参入の旨みはない。

  2. PL法で叩かれる。加えて、コンチネンタルやライカミングからTCを取得させまいと圧力がかかる。

    仮に取得できたとしても、その投下資金を回収するために単価が上昇するのだから、結局は既存の航空エンジン価格と大差がなくなり、自動車メーカーに参入のうまみはない。

記事ランキング

  1. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  2. 海自の潜水艦が発射した魚雷が「揚陸艦へ突進」 雷跡を上空から捉えた珍しい写真が公開される
  3. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  4. 片山さつき大臣「実態調査はじめます」 街のクルマ屋の「保険代理店打ち切り」問題に新局面 ビッグモーター事件の余波に再び切り込む!
  5. ロシア海軍の潜水艦に「異変」! 衛星画像の分析で明らかに 船体に“巨大な傘”を設置か イギリス国防省が指摘
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の戦闘機が「真正面から撃破される瞬間」を捉えた映像が公開 ドローンの突入を防げず
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開