無料化ありがたい!の声 長野「新和田トンネル」 中京圏~北関東“最短ルート”の実力

ちょっと時間はかかるけど…

 新和田トンネル有料道路は諏訪側で国道142号バイパスと一体化しており、長野道の岡谷ICに通じています。反対に東信側は、上信越道まで一般道を走る区間が長くなります。長野県道路公社によると、上信越道の東部湯の丸ICの利用が考えられるそうです。

 岡谷ICの入口から新和田トンネル有料道路を経由し東部湯の丸ICまでは、Google mapで約52km、1時間11分と出ました。これを考慮し、名古屋ICから群馬の高崎ICまでを計算したところ、経路や料金は次のようになりました。

●首都圏通過ルート
・経路:名古屋IC~東名/新東名~圏央道~関越道~高崎IC
・距離:408.8km(4時間8分)
・料金:8460円(ETC普通車)

●新和田トンネル経由ルート(無料化後)
・経路:名古屋IC~中央道~岡谷IC~新和田トンネルほか(国道142号、152号など)~東部湯の丸IC~上信越道~関越道~高崎IC
・距離:329.3km(4時間35分)
・料金:7460円(ETC普通車)

 新和田トンネル経由は首都圏経由より所要時間は27分多くかかるものの、距離は80kmほど短く、料金は1000円安くなりました。

 名古屋ICから栃木県の宇都宮IC(東北道)までの間も比較してみました。首都圏経由と比べると、所要時間は1時間以上多くかかるものの、距離はやはり約34km短く、料金は830円安いという結果でした。首都圏の渋滞が激しいときなどは、迂回ルートとして検討できるかもしれません。

 無料化により「料金支払いへの抵抗がなくなるので、利用は増えるでしょう」と長野県建設部は話します。無料化の翌日、2022年4月2日からは、7年に一度開催される諏訪大社の「御柱祭」(2日から上社の「山出し」)も始まるため、このルートに注目が集まりそうです。

【了】

【地図】新和田トンネル有料道路の位置

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コメント

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2件のコメント

  1. このバイパスの岡谷ICに抜ける部分ができるまでは 下社の木落とし坂の下 を通り
    諏訪大社春宮の裏を通って下諏訪で甲州街道に突き当たる形だった

    木落としの日 それを下社の春宮 秋宮 まで曳航する日には
    東信と諏訪を結ぶこの国道自体が長時間の通行止めになり…
    また下諏訪駅付近の甲州街道も通行止めになるので
    全くの別ルートをとらねばならなかった……

  2. 東部湯の丸に出るかなぁ?
    立科町から佐久南インター経由で上信越道に出るか、国道254号をそのまま行くかと。