【懐かしの私鉄写真】1967年4月 名古屋周辺の鉄道乗り歩き(後編)

大学の最終学年を迎えた春休みの1967年4月、飯田線を振出しに名古屋から長野を回る5日間の乗り歩き。名古屋に滞在した際に撮影した写真を2回にわけて紹介する後編では、近鉄、国鉄、市営地下鉄をご覧いただきます。

この記事の目次

・名古屋到着時は雨がやむ気配はなく
・名駅は迷駅

【画像枚数】全24枚

名古屋到着時は雨がやむ気配はなく

 1967(昭和42)年4月4日は朝から雨模様でした。前日の宿泊地である鳳来寺山を振出しに、豊橋では飯田線の駅撮り。東海道本線は80系に乗って11時頃、名古屋に到着しましたが、雨は止む気配がありません。しばらく駅撮りして午後からは桑名に向かい、近鉄北勢線にもちょっと乗っています。

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弥富を通過するビスタカーC編成。コダクロームの最後から2枚目のコマで、運良く雲が切れて陽が射してくれた(弥富/1967年4月4日、楠居利彦撮影)。
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中央西線は1966年5月14日に名古屋~瑞浪間の電化が完成し、70系による電車運転が行われていた。関東、関西からの転属車で、先頭車には戦前製のクハ68も混じっていた(名古屋/1967年4月4日、楠居利彦撮影)。
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特急「くろしお」は1往復が名古屋~天王寺間をロングランしていた。関西本線用のホームは上屋が短い。新幹線ホームも「ひかり」「こだま」がそれぞれ1時間に数本だから乗客の姿は少ない(名古屋/1967年4月4日、楠居利彦撮影)。

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Writer: 楠居利彦(鉄道ライター)

1946年、東京生まれ。中央線の沿線で育ったので、鉄道は複線で電化され、長編成の電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道誌の創刊に関わり、車両データ本の編集を担当した。趣味は鉄道模型製作。

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