「橋が動くぞー!」を100年 日本三景にある「廻旋橋」 船から眺めたらすごかった!
宮津桟橋まで足を延ばす
筆者(安藤昌季:乗りものライター)は土曜日に現地を訪れました。多い時には1日で50回ほど回るようなのですが、前述したように確実に動くのは日曜日なので、いつ動くのかわかりません。
とはいえ、動く様子は見たいものです。筆者は「観光船通行時」という文言に注目しました。天橋立には、丹後海陸交通の観光船が運航されています。これは阿蘇海で運航され、ほとんどが文殊堂のある文殊地区の天橋立桟橋と、対岸にある府中地区の一の宮桟橋を、片道12分で結んでいます。
府中地区には、元伊勢籠神社や眞名井神社があります。その横には天橋立笠松公園ケーブルカーが運行されており、山腹から天橋立を見物できます。
天橋立観光船は1日1往復だけ、天橋立桟橋から宮津桟橋まで足を延ばします。廻旋橋を動かさなければ、宮津桟橋に船を通すことができません。つまり、宮津桟橋を発着する天橋立観光船を利用すれば、船上から確実に、橋が動く様子を見られるわけです。
動く廻旋橋が見られるのは、宮津桟橋9時50分発と、一の宮桟橋16時15分発のみです。なお、利用客がいない場合は運航されないことがあるようなので、筆者は天橋立桟橋の窓口で「宮津桟橋まで乗ります」と告げ、天橋立桟橋から一の宮桟橋に行き、そこから宮津桟橋まで戻ってくる往復乗船券を購入しました。
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