昭和の名残消ゆ 名鉄・東岡崎駅 頭端式バスターミナルと駅ビル跡に再開発計画が始動

北口の新駅ビルは2027年着工予定です。

北口と南口を新駅ビルに再整備

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東岡崎駅。半世紀以上の歴史をもつ駅ビルが残る(乗りものニュース編集部撮影)。

 名古屋鉄道は2022年3月29日(火)、名鉄名古屋本線の東岡崎駅について、北口と南口の再開発計画コンセプトを発表しました。

 東岡崎駅は駅施設と商業ビルが一体となった北口の「岡ビル百貨店」など、昭和30年代から岡崎市の生活拠点として繁栄。現在の3階建ての岡ビルは1967(昭和42)年のもので、昔ながらの佇まいを残す存在でしたが、2021年に閉業しています。

 また、北口のバス乗りばは、駅に対し垂直に近い形でバスが乗り入れる「頭端式バスターミナル」の構造で残っています。日本では今や新潟駅万代口をはじめ数例しかありません。

 この東岡崎駅が、再開発で2029年度までに生まれ変わります。計画コンセプトは「『SWING HIGAOKA』 -この街の躍動的なリズムをリードする-」で、北口には地上8階、南口には地上3階の新たな駅ビルが建設されます。北口のバスターミナルも再整備され、駅ビル1階部に一般的なロータリーの形として改築されます。

 南口がまず2022年度に着工、2023年度に完成。北口の工事は2027年度から2029年度にかけて行われる予定となっています。
 
【了】

【昭和レトロな「岡ビル百貨店」とバスターミナル】

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