3種全部ナゾ形状! 英ATI「新型旅客機案」 プロペラ6発/翼3つ/お腹ぼってり…なぜ?

イギリスのATIが開発を進めている旅客機案「FlyZero」の具体的なスペックが紹介されました。水素を動力とする「ゼロ・エミッション機」で3タイプ。それぞれが個性あふれるデザインを持ちます。

いわゆる「ジェット機」の2種類

●ナローボディタイプ

 エアバス社のベストセラージェット旅客機「A320neo」を参考機とし、全長は44.8m、全幅は39.3m。客席は最大横2-3-2列を配する180席仕様で、航続距離は最大2400海里(約4445km)、巡航スピードは450ノット(約833km/h)とされています。なお、ナローボディは通常「単通路旅客機」を指しますが、ATIでは「(単通路)のA320neoと同クラスの席数」の意味でこの用語を使用しているようです。

「FlyZero」のナローボディタイプには、いくつか設計に特徴があります。たとえば主翼、水平尾翼に加え、機首側に先翼(カナード)を備えた「三翼機」であること、胴体断面後部にかけ広く膨らんだ形状など。前者は上下方向の安定性向上のための設備で、後者は空気抵抗軽減のための設計とのことです。

Large 20220404 01
ATI「FlyZero」のリージョナルタイプ(画像:ATI)。

●ミッドサイズタイプ

 ボーイング社のジェット旅客機「767-200ER」を参考機とし、全長は59.6m、全幅は52.0m。客席は横3-3-3列を標準とする279席仕様で、航続距離は最大5750海里(約1万650km)、巡航スピードは473ノット(約875km/h)とされています。

「FlyZero」のミッドサイズタイプは胴体下部がぽっこりと膨らんでいるのが特徴。これは「チークタンク」というもので、後部の「メインタンク」と2か所に燃料を格納することで、航続距離を伸ばします。ちなみに、ナローボディ、ミッドサイズとも、参考機と比べて胴体の太さが一回り大きくなっています。これは胴体後部に水素燃料のメインタンクを備えるためです。

 なおATIは資料の中で「ミッドサイズは開発のコストは高いが、リージョナルタイプより早く水素航空機が参入する可能性がある」といったコメントを残しています。

【了】

【画像】個性豊か! 「FlyZero」の全貌&スペック詳細をイッキ見(17枚)

【特集】珍機、変態機、革新的設計…「普通じゃない飛行機」集めてみた

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  3. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  4. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス