なぜミニボートのトラブル多発? コロナ禍でユーチューバーも注目 漁船はたまったもんじゃない?

免許不要のミニボートにまつわる事故が多発しています。コロナ禍でさらに人気が高まり、ユーチューバーにも注目されていますが、これにピリピリしているのが、海を仕事の場とする漁師など。背景には根深い問題もあります。

漁船が肝を冷やす事情

 具体的な事故としては、転覆や浸水、機関の故障で帰れなくなったりするケースが多いそうですが、東村准教授は、次のような危険性も指摘します。

 実は、海の上で船は“右側通行”です。船はそれぞれ右側に避けて衝突を避けるように決まっていますが、このことを知らない一般の人は、左側通行に慣れているため、左に避けてしまうため、正面衝突につながりかねず、非常に危険だそうです。

 さらに、事故が起こった場合はクルマと同じで、大きい船の方の過失が大きいと見なされます。ミニボートはとても小さいので、漁船とぶつかった場合、過失が「100%自分の方にくる」と、漁船側が神経をとがらせているといいます。

 このような事情は2010年くらいから危険性が指摘され、全国海区漁業調整委員会連合会が国に規制の法整備を求めていますが、なかなか進んでいないとのこと。ミニボートの管轄は国土交通省で漁業は水産庁、2つの省庁にまたがった問題である点も影響しているかもしれません。

【了】

【立つな死ぬぞ】ミニボート 絶対に知っておくべき基本のキ 画像で見る

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