敦賀バイパスがさらに北へ 国道8号「敦賀防災」着工 海沿いの難所をショートカット
国道8号の「つらい区間」にバイパスが着工です。
冬季の立ち往生多発区間
国土交通省 福井河川国道事務所は2022年4月13日(水)、福井県敦賀市で事業中である国道8号の新たなバイパス道路「敦賀防災」の工事に着手すると発表しました。起工式は5月22日(日)に実施されます。
国道8号は京都市を起点とし、琵琶湖東部と福井県を経由して新潟まで向かう道路です。敦賀市内は高規格の敦賀バイパスが開通していますが、そこから越前市までの海岸線沿いの区間は、狭隘で急カーブ・急勾配の多い難所です。福井の嶺北と嶺南を結ぶ幹線にありながら、災害や積雪による通行止めリスクの高い区間となっており、北陸道のICからも離れているという課題がありました。
「敦賀防災」という名称の新バイパスは全長3.8km。敦賀バイパス北端付近から挙野地区までの約5kmを、トンネル主体でショートカットする道路です。現道が最大勾配4.5%のほかアップダウンが連続するのに対し、新バイパスでは一度の緩やかなアップダウンで完結し、最大勾配も福井方の3.0%に抑えられています。
2018年度に事業化。開通見込みは今のところ未定となっています。
【了】
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