JR国府津駅の発車メロディが「みかんの花咲く丘」に 曲が生まれた記念の地

子供のころ、この曲で手遊びをした人も多いかと思います。

伊東駅・宇佐美駅につづき3駅目

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1887年に開業した国府津駅(画像:写真AC)。

 JR東日本は2022年4月25日(月)、JR東海道線・御殿場線の国府津駅(神奈川県小田原市)の発車メロディを童謡「みかんの花咲く丘」に変更すると発表しました。運用開始は5月2日(月)です。

 国府津駅は現在、首都圏では汎用的なメロディである「Gota del Vient」(1番線)、「Cielo Estrellado」(2・3番線)、「Water Crown」(4・5番線)が使用されていますが、それぞれがこの曲のメロディになります。なお、奇数番線が曲の前半、偶数番線では曲の後半がアレンジされます。

「みかんの花咲く丘」は加藤省吾が作詞、海沼實(かいぬま みのる)が作曲し、戦後すぐの1946(昭和21)年に発表された曲です。

 この曲はラジオの企画のために書き下ろされたものですが、海沼は放送の前日に、収録現場である伊東への電車の車中で、曲を完成させました。その時にインスピレーションを得たのが、国府津付近のみかん畑の風景だったといいます。
 
 なお、海沼の目的地であった伊東市では、2015(平成27)年にJR伊東線の宇佐美駅と伊東駅で、すでにこの曲が発車メロディに採用されています。

【了】

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