【懐かしの私鉄写真】廃止間近の遠州鉄道奥山線を訪ねる

かつて静岡県内には遠州鉄道奥山線という路線がありました。軌間762mmの軽便鉄道でしたが、すでに路線は一部区間が廃止となっていて、近々、全線廃止になりそうだとのことで訪問したことがあります。いまから58年前のことです。

この記事の目次

・飯田線の乗り潰しと合わせて訪問

・浜松へは人生初の夜行列車に乗車

・再訪は実現せず

【画像枚数】全18枚

飯田線の乗り潰しと合わせて訪問

 静岡県内のナロー路線(ゲージ=762mm)というと静岡鉄道駿遠線が有名ですが、遠州鉄道にも奥山線(遠鉄浜松~奥山間25.7km)というナローの路線がありました。

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奥山線の起点となる遠鉄浜松は国鉄浜松駅から北に位置している。大体の見当を付けて歩くと遠鉄本線の踏切に出た。まだ薄暗かったが貨物列車が来たのでシャッターを切った。電機は東芝の戦時型のようだ(新浜松~遠州馬込/1964年3月24日、楠居利彦撮影)。

 私が奥山線の存在を知ったのは1964(昭和39)年の3月で、すでに末端の気賀口~奥山間(7.7km)は前年の4月30日限りで廃止されていました。残りの区間も近々廃止されそうということなので、大学入学も決まった春休みに飯田線の乗り潰しと合わせて奥山線を訪れました。

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ちょっと間を置いて電車が通過した。湘南マスクの2連で塗色は名鉄パノラマカーと同様の赤一色。この頃の路線は遠州馬込でスイッチバックしていて、新浜松は国鉄浜松駅北口広場の東寄りにあった(新浜松~遠州馬込/1964年3月24日、楠居利彦撮影)。

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Writer:

1946年、東京生まれ。中央線の沿線で育ったので、鉄道は複線で電化され、長編成の電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道誌の創刊に関わり、車両データ本の編集を担当した。趣味は鉄道模型製作。

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