ホテルに誕生「JALの部屋」どう実現? 整備士が本気で部屋作り 細部に工夫… “生みの親”に聞く裏側

浦安市のホテルに、本物のJAL機の廃材を活用して機内の空間を表現したコンセプトルームが誕生しました。この異色の部屋はどのように実現したのでしょうか。生みの親に聞きました。

実際の部屋はどうなった? シートも特別なものを…

 出来上がった部屋には、JALのボーイング777-300国内線仕様機で実際に使用されていた機内内装(窓・窓枠パネル)と、同型機の普通席として「実際に8年間使われていた」3人がけの本物のシートが並び、客室の床にはボーイング777-200国内線仕様機用の航空機用カーペットが敷かれています。これらの機材は2021年3月末をもって、全機退役となっていました。

 このほか室内にはCAが飲食物を提供する際に用いる「ミールカート」の実物が。エンジンブレードなど航空機部品を使用したアイテムや、国内線ファーストクラスのシートカバーの廃材を使ったクッションなども備えつけられています。

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JALエンジニアリング 部品サービスセンター・矢田貝弦主任(2022年4月、乗りものニュース編集部撮影)。

 矢田貝主任は「出来上がった部屋はイラストとほぼ同じような仕様です」と話すものの、「(原案では2人がけだった)シートを3人がけのものにしました」とも。

「これはテーブルから肘掛けが出る(通常は全席の背もたれ部より展開する)、ブロック最前列のシート(いわゆる「お見合い席」)を選んだためです。こうするとお客様がテーブルを出してお食事などを楽しめるかと思いまして、あえてその席を選んでいます。また、3人席の方が幅広いニーズにお応えできるというのもあります」(矢田貝主任)

 ただ矢田貝主任は、このコンセプトルームの実現には「困難があった」とのこと。「イラストは簡単にかけたのですが、それをどのように安全性を確保しながら形にしていくか、というのが難しかった点です」と話します。

【写真特集】「JALの部屋原案」スケッチ&実際の部屋をいろんな角度から(18枚)

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