なぜ今「金太郎」を改造? 災害時には日本海側へ迂回 機関車1両は試作済み

今期は全18両を改造予定。

日本海縦貫線へ対応

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EH500形電気機関車「金太郎」(2009年12月、恵 知仁撮影)。

 JR貨物は2023年3月期中に、「金太郎」ことEH500形電気機関車18両を改造すると発表しました。迂回運転に備えた対応だとしています。

 内容は、日本海縦貫線の走行に適合させるもの。日本海縦貫線とはJR北陸本線や羽越本線、あいの風とやま鉄道など、日本海側を経由するJR線や第三セクター鉄道の総称です。災害などにより、例えばJR東北本線が不通となった際、貨物列車を日本海縦貫線へ迂回させ、物流ルートを確保するとしています。

 また、あわせて運転士の乗務線区を拡大。隅田川機関区(東京都荒川区)の八王子乗り入れを開始します。

 なお2022年3月までに、試作車として改造を完了したEH500形1両が試運転を行っています。

【了】

【写真】改造を終えた「金太郎」試作車

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コメント

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3件のコメント

  1. 具体的にどこをどう改造?

    • 海沿いが多いから塩害対策ですかね?

  2. 交流専用だったのを交直両用にするのかな?
    東北本線の黒磯以北しか走れないですからねぇ、交流専用だと
    直流区間は桃太郎という直流区間用の機関車ですし。
    日本海側の路線はほとんどが直流電化ですから。