機動性バツグン! フランス製トラック型自走砲「カエサル」 ベルギーが購入へ

一部報道だとベルギーはM109自走砲をウクライナへ供与したとか。

ベルギーへの納入は2027年予定

 ベルギー国防省は2022年5月13日、フランス製の装輪式155mm自走砲「カエサル」を9両調達することを決め、政府間協定を結んたと発表しました。

「カエサル」は、ルノートラックディフェンスが開発・製造する「シェルパ5」軍用トラックの6WD仕様をベースに長砲身の52口径155mm榴弾砲を組み合わせたものです。

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ベルギーが購入を決めたトラックタイプの装輪155mm自走砲「カエサル」のNew Generation仕様(画像:ベルギー国防省)。

 ベルギーが調達するのは、「カエサル」の新型、「New Generation」と呼称されるタイプで、運転席を含むキャビン部分が装甲化され、乗員に対する防護力が向上しているほか、出力が416馬力にアップした新型エンジンと、それに適合する新たな変速機を搭載するなどして機動力も改善、そして射撃管制システムも最新バージョンのものが搭載されたアップグレード型になります。

 契約はベルギー国防省のトップであるルーディヴィーヌ・デドンダー国防相と、フランス軍事省のフロランス・パルリ大臣の間で締結されており、2027年に納入される予定だそうです。

【了】

【後ろ姿も】装輪自走砲「カエサル」の新型をいろんな角度から

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