格納庫にはANA機…だけじゃない! 国内唯一の整備会社「MRO Japan」見学 初の商品展開の狙い

「MRO Japan」を一般公開する理由

 MRO Japanという会社の“生みの親”のひとりもある高橋社長によると、今回の格納庫ツアーには3つの狙いがあるといいます。施設のある沖縄県への地域貢献、若年層を中心とした「航空整備士」の認知度向上、航空機の安全性の秘訣を利用者の肌で感じてもらう、この3点です。

「航空整備士の仕事はあまり知られていません。当社では整備士を高校卒業の方を中心に採用しておりますので、整備士の仕事を間近でみて、とりおろされた部品を見て感心していただき、若いうちから興味をもってもらえれば最高です。また、航空機の安全に対する取り組みは空港よりも格納庫の方が体感してもらえる機会と考えます。安心して飛行機に乗っていただけるようなきっかけになればと考えています」(MRO Japan 高橋隆司社長)

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MRO Japan 高橋隆司社長(2022年5月16日、乗りものニュース編集部撮影)。

 MRO Japanによると、この見学ツアーはすでに430名を超える予約を得ており「参加するために沖縄まで来てくださった方もいらっしゃった」(高橋社長)とのことで、滑り出しは好調といえるでしょう。

 ツアーは2022年7月29日まで平日に実施。一部期間をのぞき、午前と午後の1日2回開催となります。価格は税込5000円です。ただ、このツアーも「7月以降も展開できれば」としており、今後、この国内ではユニークな航空整備施設の見学ツアーを体験できる機会がより多くなるのかもしれません。

【了】

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