旧「石垣空港」のいま 空港の痕跡はあるのか!? 伝説の「ロケットスタート」の舞台は激変?

沖縄県の石垣空港はかつて島内の別の場所にあり、そこでファンにとっては伝説的な離着陸が実施されていたことでも知られています。空港移転から8年、旧空港の跡地はどうなっているのでしょうか。

1500mの滑走路にジェット旅客機が離着陸

 国内有数のリゾート地として知られる沖縄・石垣島。この空の拠点である石垣空港(南ぬ島石垣空港)は、2013(平成25)年に供用開始された新しい空港です。この空港は石垣島の東部で、島の中心部からクルマで30分ほど、10km程度の場所にあります。

 実はそれまで「石垣空港」は島内の別の場所にありました。旧石垣空港は現在の石垣空港の約8km南西に位置。旧空港について沖縄県は、次のように概略を公開しています。

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旧石垣空港(画像:フォトライブラリー)。

「旧石垣空港は昭和18年に海軍飛行場として建設。昭和31年民間航空による運航が開始され、その後、滑走路、エプロン等の設備がなされ、昭和43年YS-11型機が就航した。昭和47年度から航空法に基づき拡張整備が行われ、昭和50年に滑走路1500mで供用開始された。その後、利用客の増大、機材の大型化に対応するため、滑走路、航空保安施設等を設備し、昭和54年5月には暫定ジェット空港として供用開始した」(沖縄県より)

 旧石垣空港の滑走路は現空港より500m短い1500m。ジェット機が離着陸するのには、ギリギリの長さでした。そのため「ロケットスタート」という独特の離陸が、”石垣名物”として、航空ファンを中心に知られていたのです。

 旅客機が十分な長さをもつ滑走路から離陸する場合は、エンジンパワーを途中まであげた状態から滑走を始め、回転数を安定させたのちに出力を最大にセットします。一方石垣空港では、エンジンを最初からフルパワーにし、ブレーキを開放。一気に加速します。これゆえ旅客にとっては、独特の音や振動、加速を感じる空港だったのです。空港の移転も、このような運用がトラブルを招く可能性がある――というのが理由のひとつです。

 このように国内屈指のスリリングな運用をしていた旧石垣空港、閉鎖から8年経った現在は、その地はどうなっているのでしょうか。

【写真レポ】旧石垣空港の今を巡って見てきた!(20枚)

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