北海道新幹線「二ツ森トンネル明治工区」掘削開始 未着手工区あとわずか
工事もいよいよ佳境を迎えてきました。
続々と掘削始まる新幹線トンネル
鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は2022年5月17日(火)、北海道で建設が進められている北海道新幹線の札幌延伸工事について、倶知安~新小樽間で進められている「二ツ森トンネル」(延長12650m)のうち、最北端部の「明治工区」の掘削を開始すると発表しました。
新函館北斗~札幌間の約211kmでは、全部で17本のトンネルが建設中。そのうち、昆布・二股・宮田・ニセコの4つのトンネルがすでに掘削完了となっています。
今回の「二ツ森トンネル」は、倶知安駅の北側にあるトンネル。長大トンネルのため3工区に分かれており、4月現在、鹿子工区は掘削完了、尾根内工区は掘削率55%。そして一番北側の工区「明治工区」がようやく掘削開始となります。明治工区は函館本線の銀山駅から東へ約11km、赤井川村の「道の駅 あかいがわ」付近に位置します。
これで、新函館北斗~札幌間のうち、トンネルでまだ掘削開始していない工区は、札樽トンネルの「銭函工区」わずか1工区のみとなりました。
【了】
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