「オスプレイ」に乗ってみた アメリカ海兵隊員もちょっと怖い? ならではの“挙動”とは

飛行機とヘリコプターの両方の性格を持つ異形の航空機V-22「オスプレイ」。日本では危険な乗りものというイメージを持つ人も多いようですが、では本当はどうなのか。取材で乗った筆者が実体験を語ります。

まるでジェットコースターのようなGも

 奥から詰めて座席に腰を下ろすのですが、同乗者用のシートは胴体内部の壁面に沿って設置されているため、筆者らは機体中央を向く形で横向きに座りました。

 なお「オスプレイ」のシートは、陸上自衛隊が体験搭乗で飛ばすCH-47J/JA輸送ヘリやUH-1J多用途ヘリなどの、いわゆるまっ平らなシートとは異なり、お尻がスッポリと収まる形状でした。まるでスポーツカーのバケットシートのような感覚です。

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キャンプ・ペンデルトン内の飛行場から「オスプレイ」に乗り込む場面。フライトエンジニアが敬礼して陸上自衛隊の高官を迎える(武若雅哉撮影)。

 準備を整え滑走路までタキシングするアメリカ海兵隊のMV-22「オスプレイ」。離陸するときの感じはヘリコプターによく似たものでした。なんの違和感もなく高度と速度を上げていきます。

 そのようななか、ある瞬間、機内に「グーン」という聞きなれない音が発生したかと思うと、まるでジェットコースターの最初の加速のようなGを感じたのです。これは、「オスプレイ」の特徴のひとつである翼端の2つのエンジンが前方へ傾き、ヘリコプターモードから固定翼モードへと切り替わった瞬間でした。

 そこから機体はどんどんとスピードを上げていきますが、ここからはまるで旅客機に乗っているかのような、振動の少ない乗り心地へと変化したのを覚えています。

 こうして、あっという間に洋上へと飛んだ「オスプレイ」。目標である揚陸艦「サマセット」を確認すると、今度は急減速を行い、その勢いで乗員の体が機体の前方へ傾きました。この時、オスプレイは着艦するためにエンジンナセルを垂直に向けヘリコプターモードへと切り替わっていたのです。

 このエンジンナセルの切り替えは体感的に10秒も掛かっていませんでした。気が付けばナセルが動いて飛行モードが切り替わっているのです。

 こうして極めてスムーズに揚陸艦「サマセット」の飛行甲板へと着艦したオスプレイ。同艦での取材を終えると、再び同じ機体に乗り込みキャンプ・ペンデルトンへと戻っていきました。

【女性のフライトエンジニアも】「オスプレイ」洋上フライトの一部始終

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