「パイロットの原点」どんな場所? 帯広・航空大学校へ行ったら訓練機のスペックがスゴすぎた!
「SR22」特有のスペックとは?
航空大学校帯広分校で使われているプロペラ機「SR22」は、脚を格納できない「固定脚」のタイプ。しかし、格納・展開の練習ができるよう、脚を操作するダミーのレバーがついており「警告もちゃんとでるようになっている」(航空大学校帯広分校の担当者)といいます。
また同機の最大の特徴は、不時着など緊急時用のパラシュートが装備されていることなのだそう。このほか高い安全性を保ったまま訓練できるよう、ボタンひとつで水平飛行に戻す機能や、パイロットが気を失ってしまっても、酸素が十分ある高度まで自動で降下する機能などを備えているとのことです。
「帯広の特徴は雪と風です。雪の中で最初のフライト訓練をしたことや、ソロフライトのときに大雪にあたり、すぐに帯広へ帰ろうとしたものの、悪天候でなかなか降りられなかったことなどを思い出します。航空大学校を出て航空会社に就職すると、別の会社に同期がいるなど、広い知り合いができるのが特徴かなと思います」同校を出て、JALに就職したパイロットは次のように話します。
なお、この日の日帰りチャーターツアーでは、JALのボーイング737の外観、機内見学会や、パイロットによる模擬ブリーフィング(出発前の打ち合わせ)を中心とするトークショーなども実施されています。
【了】
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