実在した「兄パイロット、妹CA」の便の裏側とは 誕生は偶然? ソラシド「乗員兄妹」に聞く
ソラシドエアには、兄がパイロット、妹がCAの兄妹がおり、実際に兄が操縦かんを握り、機内で妹が接客する便もあったそうです。どのような感じなのでしょうか。それぞれに聞いてみました。
「一度仕事が始まれば…」と口を揃える
「お互い航空業界を目指していたことは昔から気づいていたんですが、ソラシドエアに入社したら兄がいた、という感じです。偶然でした」――宮崎に本拠を構える航空会社、ソラシドエアには、兄がパイロットで、妹がCA(客室乗務員)の兄妹がいます。兄・安里英幸さんと、4歳離れた妹・久美子さんです。そして実際に複数回、同じ便に乗務した経験もあるとのことです。
兄妹同一便の乗務について、兄の英幸さんは「気恥ずかしさもあります。とはいえ一度仕事が始まってしまったら、そういった(兄妹であること)を排除し、安全運航に務めるのがパイロットの務めです」と話す一方で、「でもやっぱり『仕事ちゃんとやってるな……』と思って見ています」とも。
一方で、妹の久美子さんは「フライト前の打ち合わせ『ブリーフィング』で顔をあわせると気恥ずかしさはあります。ただ、ひとたび機内に入れば、それぞれのポジションで真剣に仕事に取り組んでいます」と話します。
ふたりとも「いざ乗務が始まれば……」というのは共通しているようです。
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