旧「鹿児島空港」のいま 移転から半世紀 空港の痕跡は残っているのか? 現地へ行く

現在鹿児島空港は、中心部から少し離れた場所にありますが、かつては中心部にほど近い「鴨池」というところにありました。空港の運用終了から約半世紀、現在はどうなっているのでしょうか。

立地抜群も拡張困難だった「鴨池空港」

 現在の鹿児島空港は、鹿児島県中心部から直線距離で約30km、バスなどの陸路でおよそ40分~1時間弱程度を要する霧島市溝辺町に位置しています。この場所に空港が設置されたのは、いまからちょうど50年前の1972年。ただ、それ以前の鹿児島空港は別の場所にありました。その地は現在どうなっているのでしょうか。

Large 20220621 01
かつての「鴨池空港」の航空写真(画像:国土地理院の航空写真を加工)。

 旧鹿児島空港があったのは、鹿児島中央駅から南方向へ3.5kmの距離にある鴨池地区。大隅半島へ渡る鴨池垂水フェリーが発着する鴨池港の周辺で、湾内の沿岸に沿うように位置していました。そこは、現在の鹿児島空港と区別するためか、愛称として「鴨池空港」とよばれることもあります。

 鴨池空港はアクセスが良かった反面、北側には国道・人家・河川などが密集し、南側には水深の深い海が広がる立地にありました。1960年代ごろから航空需要が大きく増え、飛行機の大型化やジェット化が進みます。これに対応すべく滑走路の延長が必要であったものの、鴨池空港はこの特殊な立地上、それが困難でした。そこで、霧島市に新空港を作る計画が決定されたということです(県の公式サイトより)。

 現在の鹿児島空港が供用開始となった1973年、鹿児島県は鴨池空港の跡地周辺を「鴨池海浜ニュータウン計画」として再開発すると策定。その後1996年には、跡地周辺に鹿児島県庁、県警本部庁舎なども移設され、現在では官公庁・住宅街などが並ぶエリアとなっています。

 さて、2022年現在のこの地には、空港の痕跡はあるのでしょうか。実際に鴨池空港跡地周辺へ行ってみました。

【写真特集】さっと見る 旧「鴨池空港」のいま(25枚)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス