なんとプロペラ“8発” 驚愕形状の「新型電動旅客機」案 なぜその形に? 蘭で開発本格化か
8発プロペラ、なぜ?絵に描いた餅とも言い切れない?
そして「メイブ01」の最大の特徴である8発プロペラ。このレイアウトとしたのは、いわゆる冗長性や安全性を確保するためとのことです。
現代のプロペラ旅客機で一般的なジェット燃料を用いて動かすエンジン「ターボプロップ」と比べると、「メイブ01」の電動プロペラは1基あたりのユニットコストが非常に低いことから、そのぶん多くのプロペラを搭載できるとのこと。また、稼働部品も少なく抑えられていることで、メンテナンスコストや騒音が最小限に抑えられるともしており、騒音は従来比で40%程度削減できるとしています。
同社は2020年にVenturi Aviationとして設立し、設計の骨子は2022年1月の計画発表時にほぼ固まりつつありました。2022年6月に同社は、最初の試作機を製造するため340万ユーロ(約4億8000万円)の資金を確保、これにあわせるように社名を「メーブ・アエロスペース」に変更しました。また、同月開催のILAベルリン航空ショーで「メイブ01」を発表予定であるなど、開発の本格化へ向け、精力的に動きを進めているようです。
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