「本州最短の航空路線」あーー!っという間だった件 ほぼ“県内完結”のJAC伊丹~但馬線に乗る

伊丹~但馬線のフライト時間は?

 但馬空港は標高176mで、豊岡市南西約5kmの丘陵地帯にあります。そのため、まるで周囲の山の間の這うように飛びながら高度を下げている感覚に陥ります。高度をぐんぐん下げつつ、9時26分には車輪を展開、29分に但馬空港へ南側から着陸しました。純粋に飛んでいる時間は、わずか22分ということになります。

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但馬空港(松 稔生撮影)。

 機体が完全に停止したのは、9時30分。但馬空港は降機後、歩いてターミナルビルに行く、離島などのローカル空港で一般的なスタイルの導線をたどります。空港ビルは2階、そして屋上の展望デッキで構成され、ストリートピアノや多目的ホールなどもあります。

 この但馬空港は、兵庫県によると「但馬地域の高速交通の空白状態を解消し、交通の利便性を高めるコミューター空港として、また、但馬地域の振興のために整備された」空港だそうです。

 ちなみに、伊丹~但馬線より短い「日本最短の航空路線」は、JALグループのRAC(琉球エアーコミューター)が運航する南大東~北大東線です。直線距離にして13kmとなっています。

【了】

※誤字を修正しました(7月26日10時56分)。

【航路図&写真】短ッ! 伊丹~但馬線の航路とフライトの様子など(18枚)

Writer: 松 稔生(航空ライター)

国内航空会社を中心に取材を続け、国内・海外を奔走する日々を送る。ゆとり世代。

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コメント

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4件のコメント

  1. >このフライトでの巡航高度は1万150フィート(3094km)。
    3094kmは高すぎる高度ですね。

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

  2. >配り終わった頃を見計らったように9時18分にベルトサインが最点灯。
    再点灯では?

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。