高速道路乗り放題「みち旅」四国・九州・中国・関西で”エリアまるごと爆得” 利用方法は【西日本2022年夏】

関西にも乗り放題エリアが

 関西エリアにも乗り放題プランが設定されています。九州と同じく、こちらにもエリア外発着プランの設定はありません。

●京都・若狭路・びわ湖・はりま路ぐるっとドライブパス
 2日間プランと3日間プランで、周遊エリアの広さが異なります。2日間は滋賀県と福知山・丹後・若狭地方をぐるりと回るエリアで、3日間はそれに和田山・姫路方面までのエリアが追加されます。なお、阪神高速は利用できません。

 和田山から豊岡へは無料の北近畿豊岡道があり、城崎方面へも旅プランに組み込めるでしょう。また周遊エリアには京都府南部の京奈和道 木津ICまで含まれており、奈良市内への足掛かりにもなります。新名神も甲賀土山まで周遊可能なので、信楽焼で有名な甲賀市信楽へも乗り放題で行けます。

発売額:【普通車】2日間 5100円、3日間 6900円 【軽自動車等】2日間 4100円、3日間 5800円

●えひめ南予きずな博ドライブパス
 大洲・八幡浜・宇和島など愛媛県の南予9市町が今年12月25日まで行っている観光振興キャンペーンに合わせて発売されるものです。周遊エリアは松山道の川内~西予宇和。なお宇和島方面へは、そのまま無料の四国横断道が伸びています。こちらは周遊のみのプランはなく、3地域からの発着プランがそれぞれ発売されています。

関西発…発売額:【普通車】3日間 7800円 【軽自動車等】3日間 6200円
中国発…発売額:【普通車】3日間 5600円 【軽自動車等】3日間 4500円
四国発…発売額:【普通車】3日間 5600円 【軽自動車等】3日間 4500円

どれだけ使えば得する?

 京都から四国へ普通車で出かける場合、京都南~高知のETC通常料金は8310円、松山着だと8910円。「四国まるごとドライブパス!」の関西発着プランは4日間で8800円なので、片道1都市で元が取れてしまいます。

 同様に下関までいくと、ETC通常料金は11670円。「ぶらり中国ドライブパス」の関西発着プランは3日間で10700円なので、山陽道・中国道をめいっぱい乗り通せば片道で元が取れます。

 九州を周遊するなら、門司~鹿児島のETC通常料金が7630円。九州全域3日間プランが7900円なので、すでに元が取れています。4日間プランだと8900円。別府や長崎、佐世保を歴訪すれば、どんどんお得になっていきます。

 NEXCO東日本「ドラ割」、NEXCO「速旅」と同じく、高速道路乗り放題プランの最大のメリットは、「料金を気にせず、何度でもICを乗り降りできる」こと。途中下車を繰り返しながら道中の観光地を回っていくと、旅行を最大限に楽しむことができるでしょう。

【了】

各プランの「乗り放題エリア」と料金を見る

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コメント

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1件のコメント

  1. 有益な情報ありがとうございました!知らなかったので四国の帰省に使わせていただこうと思います。細かく調べていると本四の橋は対象外?なのかなあと。であれば記事最後の片道で元が取れる まではいかんかなあと。僕の調べ不足だったらすいません。記事通りに使える方法があるなら知りたいなと思いコメントさせてもらいました。