米海軍「ブルーエンジェルス」初の女性アクロバット操縦士が内定 2023年から勤務
米空軍「サンダーバーズ」の女性パイロットは2006年に誕生済み。
BA史上ふたり目、最初は「ファット・アルバート」のパイロット
アメリカ海軍のアクロバット飛行チーム「ブルーエンジェルス」は2022年7月25日(月)、F/A-18戦闘機を操るメンバーの一員に、初の女性パイロットとなるアマンダ・リー大尉を任命したことを明らかにしました。
彼女は2023年のエアショー・シーズンからチームに加わる新メンバー6人のうちのひとりとのこと。2022年現在は、F/A-18E/F「スーパーホーネット」のパイロットとしてオシアナ海軍航空基地に所在する第106戦闘攻撃飛行隊(VFA-106)「グラディエーター」に所属しています。
リー大尉は、アメリカ中西部のミネソタ州出身で、ミネソタ大学を卒業したのち海軍へ入隊、2007(平成19)年に新兵訓練を終え、航空電子技術者として勤務。その後、海軍飛行士へ転官し、2016(平成28)年以降、艦載機パイロットとして任務に就いているそうです。
なお、「ブルーエンジェルス」には過去にも女性パイロットがいました。彼女の名はケイティ・ヒギンズ海兵隊少佐で、2014(平成26)年から2016(平成28)年までチームのC-130「ファットアルバート」の操縦にあたっていました。
ただ、C-130「ファット・アルバート」は4発エンジンの輸送機のため、派手なアクロバット飛行展示は行いません。そのため、リー大尉は「ブルー・エンジェルス」勤務の女性パイロットとしては2人目になるものの、アクロバットを行う初の女性パイロットとして全米から注目されています。
また、「ブルーエンジェルス」と双璧をなすアメリカ空軍アクロバットチーム「サンダーバーズ」については、16年前の2006(平成18)年に初の女性パイロットとしてニコール・マラコウィスキー大尉が任命されています。
【了】
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