京王線の「地下急行線計画」どうなった? 「高架+地下で複々線」実現へのハードルは

で、いつ実現するの?

 気になるのがこの「地下急行線」、いつ実現するのかということです。京王が高架化着手にあたって行った地元説明会の資料では、この地下線は図示されていません。

 2020年の都議会定例会でも、京王線の複々線化の話はどうなっているのかという質問が上がっています。そこで都は回答として「整備スケジュールとしては、まず連続立体交差事業を先行し、踏切除却のあとで、地下線の事業を行う」としています。

 現在、連続立体交差事業は事業化していますが、地下線の建設、つまり複々線化については、まだ事業化していません。このことから、実現はかなり先の未来になりそうです。

 さらに実現が長引きそうな理由が、国の諮問機関「運輸政策審議会」による鉄道整備計画の最新の答申(2016年)で、京王線の複々線化は「整備が望ましい」ではなく「事業スキームを含めた事業計画について十分な検討が行われることを期待」にとどまっていることです。事業化にはコストに対して便益が十分想定されることが最低条件ですが、まずはその費用便益分析が前段階として必要だということです。

 京王にこの地下急行線の現状を聞いたところ、前述の都議会での答弁と同じく「まずは連続立体交差事業を完了したうえで、地下化を進めるかの検討を行っていきます」としています。

【了】

【「京王線の地下急行線」の計画図】

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コメント

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2件のコメント

  1. 「開かずの踏切」は
    鉄道事業者に責任取らせるけど
    道路側も責任で
    立体交差にするか
    道路を地下にするかしろよ

  2. 橋本リニア駅新設に関連して、京王の橋本駅だけ移設の要望が出たそうな。
    それ含め国家的幹線の受け皿とする以上、もっと国が金を出さなきゃおかしい。
    京王側は過度な期待を避ける為「後で」と言ってるが、地下化された調布駅にはちゃんと急行線トンネルの接続部が既に備わっている。
    古くは新宿駅の位置と有効長でも都が地下駐車場用地の件でゴネて酷い目に遭わされており、沿線民としてもいい加減我慢の限度を超え掛ってるんだよ。