米海兵隊の新“水陸両用戦闘車”BAEと製造契約へ 火力マシマシ30mm砲!

戦車の正面装甲以外なら対地・対空どちらも有用。

ACVファミリーで最も強力なモデルが誕生へ

 イギリスに本拠を置く多国籍防衛企業BAEシステムズは2022年8月15日、新型の水陸両用戦闘車両「ACV-30」に関して、アメリカ海兵隊と生産準備試験車(Production Ready Test Vehicles:PRTV)の製造契約を締結したと発表しました。

 契約総額は8800万ドル(日本円で約118憶8000万円)で、これにより複数のACV-30 PRTVを製造するとのこと。なお、アメリカ海兵隊は、このPRTVで本格生産を決める前に一定のテストを行うとしています。

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試験中のACV-30。車体上部に搭載した30mm機関砲塔が特徴(画像:BAEシステムズ)。

 すでにBAEシステムズは、アメリカ海兵隊向けの新型水陸両用車ACV(Amphibious Combat Vehicle)に関して生産契約を結んでいますが、今回のACV-30は、その派生型である大口径機関砲搭載モデルになります。

 ACVの上部にノルウェーのコングスベルグ・ディフェンス社が開発した30mm機関砲塔を載せているのが特徴で、これにより火力が大幅に強化されています。なお、砲塔は車内から遠隔操作する、いわゆるリモートターレットのため、砲塔内部は無人です。

 BAEシステムズの説明によると、ACV-30はあくまでもACVファミリーのバリエーションの1つとのこと。ACVファミリーは4車種で構成されており、ACV-30以外のモデルとしては、基本仕様の人員輸送型(ACV-P)のほかに、指揮通信型(ACV-C)、および回収型(ACV-R)があります。

 またBAEシステムズは、ほかにもアメリカ海兵隊からC4/UAS(指揮、統制、通信、コンピュータ/無人航空機システム)の能力をACVファミリーに組み込むための研究も委託されているそうです。

【了】

【浮航シーンも】人員輸送仕様のACVから指揮通信型ACV-Cまで

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