軽巡洋艦「矢矧」が進水した日-1942.9.25 戦局不利のなか就役 最期は戦艦「大和」の傍らで

旧日本海軍の軽巡洋艦「矢矧」が1942年の今日、進水しました。高速かつ航続距離も長いうえ、レイテ沖海戦後には対空火力も強化されました。最期となる出撃では、運命を戦艦「大和」とともにしています。

求められた「万能艦」

 1942(昭和17)年の9月25日は、旧日本海軍の軽巡洋艦「矢矧」が進水した日です。「矢矧」は最期となった戦いに、世界最大の戦艦「大和」とともに挑んだことでも知られます。

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1945年4月7日、沖縄へ向かう途中でアメリカ軍機の空襲を受ける軽巡洋艦「矢矧」(画像:アメリカ海軍)。

「矢矧」は阿賀野型軽巡洋艦の3番艦として、佐世保海軍工廠で起工。約10か月後に進水し、さらに1年あまり後の1943(昭和18)年12月29日に竣工しました。基準排水量6600トンあまり、速力35ノット(約63km/h)の艦にして、15cm連装主砲3基、4連装魚雷発射管2基、8cm連装高角砲2基、水上偵察機2機を搭載。特に主砲は仰角を向上させ、対空兼用とされました。「矢矧」には、駆逐艦隊の旗艦として陣頭に立ち、その指揮をとる能力が求められていたのです。

 竣工翌年の1944(昭和19)年、「矢矧」は主に空母部隊の護衛として南方へ赴きます。

 初陣は6月のマリアナ沖海戦でした。すでに戦局は悪化しており、ともに作戦に参加した空母などが撃沈されていきます。襲来するアメリカ軍機との対空戦闘のほか、従える駆逐艦とともに沈没艦の乗組員救助などに従事しました。

【写真】沖縄への途上、「矢矧」に魚雷が命中した瞬間

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