「駅ホームのそば店」東京駅の東海道新幹線ホームも閉店へ “出張中の出陣式”なガッツリそば

「かつ煮そば」消滅も、「きしめん」は別の駅で食べられる!

 新幹線に乗り込む人々の胃袋を満たし続けてきた「東京グル麺」ですが、2020年には新型コロナウイルスの影響で、東海道新幹線の利用者も一時は前年度比で9割も減少。「東京グル麺」も休業ののち、営業時間を大幅に短縮するなど、厳しい状況が続いていたようです。

 なお、ジェイアール東海パッセンジャーズが過去に展開していた新大阪駅でも「グル麺」ブランドの店舗はすでに閉店。「東京グル麺」は9月30日まで、平日6~14時に営業します。スタンプ10個で麺や丼1杯と引き換えるカードを出張のたびに貯める人々も多く見られましたが、閉店までのあいだ、スタンプ10個未満でも、カード1枚あたり280mlのお茶1本と交換するそうです。

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首都圏で食べられる駅のきしめん、池袋駅「爽亭」(宮武和多哉撮影)。

 ちなみに、首都圏で「駅のきしめん」は、池袋駅中央口のコンコース(改札内)にある「爽亭」でも提供されています。この「爽亭」の経営母体であるジャパン・トラヴェル・サービスは名古屋駅の新幹線ホームと在来線ホームで「住よし」を展開しており、「東京グル麺」の母体であるジェイアール東海パッセンジャーズとは駅の各所に分かれて「住よし」を展開する関係。名古屋駅と同様に、安くて早く満足度の高いきしめんを味わうことができます。

【了】

【もう食べられない…?】出張前のビジネスパーソンにカツを入れた名物「かつ煮そば」(メシテロ注意)

Writer: 宮武和多哉(旅行・乗り物ライター)

香川県出身。鉄道・バス・駅弁など観察対象は多岐にわたり、レンタサイクルなどの二次交通や徒歩で街をまわって交通事情を探る。路線バスで日本縦断経験あり、通算1600系統に乗車、駅弁は2000食強を実食。ご当地料理を家庭に取り入れる「再現料理人」としてテレビ番組で国民的アイドルに料理を提供したことも。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅」など。

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